むくみ(浮腫)とは、心臓から送り出された血液が、

血液中の水分とナトリウムが何らかの原因で、

血液循環がうまくいかなくなり、血管外に漏れ、

本来、様々な調節機能により一定レベルに保たれて

いる細胞間質(血管や臓器の外側を埋める組織)に

過剰に溜まった状態です。

全身のむくみの主な原因には、長時間立っていることが

原因の起立性のむくみが、脚によく見られます。特に

女性は脚の筋肉が弱いので、血流を押し上げる力も

弱く、また、血圧が低いので心臓の吸い上げる力が

弱いので、血液が心臓に戻る力が弱い。夕方になるほど

むくみが強くなってきます。

精神的にきまじめで、ストレスを受けやすい、生活が不規則、

過労が激しいなどの働く女性は突発性浮腫になりやすく、

日中は尿量が少なく、夜に尿量が増えて、1日の体重差が

1.4キロ以上あることが特徴です。ほかに、高齢者に多い

老人性浮腫、女性では月経前や更年期によくみられます。

心臓、腎臓、肝臓の疾患、内分泌の障害、薬剤の副作用、

貧血など病気が原因で全身のむくみが起きる場合もあります。

部分的なむくみは、下肢静脈瘤や血栓性静脈炎などが原因で

抹消の静脈が詰まり、血液の循環が悪くなって、むくみが起こる

ことがあります。

むくみの原因が病気以外では、塩分等の過剰摂取をしてないか、

食事を見直したり、運動して筋肉を動かすことで血行を促したり、

手足の末端から心臓に向けてマッサージ行うことによって、

突発性浮腫は性格や環境などの問題を解決するなどを

行うことがむくみの予防や解消になります。