顎が痛い。口を大きく開けられない。口をあける時に
耳の前の部分で音がする。噛み合わせに違和感がある。
口を完全に閉じることが出来ない。このような顎関節内部と
その周辺の慢性外傷による諸症状をまとめて顎関節症と
いいます。症状は他にも頭痛や耳鳴り、首や肩の凝り、
めまい、さらには、胃腸障害や自律神経の異常など
全身に及ぶこともあり、心理的な部分が大きく影響した
心身症の様相を呈する場合もあります。
男性よりも女性、特に10~30代に多くみられるのが
特徴です。
顎関節症は大きく分けて5つのタイプに分類されます。
1)筋肉の障害
2)関節を含む組織の障害
3)関節円板の障害
4)骨が変形する障害
5)心理的要因、ストレスによる障害
この中で症状が最も多いのが、関節円板の障害です。
額関節の原因としては、顎の骨格が華奢で、関節を
支える靭帯の力が弱いことやかみ合わせが悪いことに
よって、関節円板がずれやすいといった構造的な
素因がある上で、きっかけとして額関節や周囲の
筋肉の急性、慢性の外傷によって発症します。
外傷といっても事故やケガというだけでなく、偏った
噛み方、歯の治療やかみ合わせが変わったり、
歯の食いしばりやほおづえ、うつぶせ寝など
生活習慣や癖など、外部から額関節に力が
加わることを指します。
整体の施術としては、まずは、根本的な骨盤の
矯正から脊椎の矯正を行い、身体の歪みを
正すところから行います。そして、額関節の操作
を行うときは、かむ為の筋肉を緩め、額関節の
矯正を行います。